1971-03-25 第65回国会 参議院 外務委員会 第9号
○梶原茂嘉君 これまでこういう場合の使い方として、こういう「廃棄」ということばを使ってあるわけですか。わがほうで、日本の条約文として例がございますか、あるのですか。
○梶原茂嘉君 これまでこういう場合の使い方として、こういう「廃棄」ということばを使ってあるわけですか。わがほうで、日本の条約文として例がございますか、あるのですか。
○梶原茂嘉君 お答えのとおりであるべきだと思うのですね、当然。ただ、その表現上、「この条約を廃棄することができる」と、これだけ見ますと、普通に読めば「廃棄する」のであって、「脱退する」とかというふうには読めないのですがね。何か表現のしかたに問題があるのではないでしょうか。こういう表現でいいであろうかというきわめて素朴な疑問なんですけれどもね。
○梶原茂嘉君 コンテナーに関する通関条約とそれからTIR両方にあるのですけれども、十四条の条約廃棄の条項ですが、これは多数国間の条約だから、一締約国が廃棄を通告すればその条約自体全体が廃棄されるというふうに読むのですか。その点がちょっと疑問なんですがね。
○梶原茂嘉君 ちょっと関連。 最近新聞、雑誌等で、「よど」号で北鮮に行った人ですね、これがもうすでに朝鮮を出てどこへ行ったとかあっちへ行ったとかということがしきりにうわさされておりますのですけれども、警察方面なり外務省方面なり、何か情報が入っておるでしょうか。それだけ伺いたいと思います。
○梶原茂嘉君 それでは、今度新しい計画の内容を検討する機会を持てなかったので、これから持つつもりですけれども、これは一応いろいろのケースの組み合わせの段階において出てきているわけですね。そういうふうに理解していいのですね。
○梶原茂嘉君 いや、対前年度の比率をだんだん減らしていくというやつが、必ずしも減っていなかったわけですね、これまで、藤山さんのときの。
○梶原茂嘉君 時間の関係もありまして、主として物価の問題に限定して若干お尋ねをいたしたいと思います。 佐藤長官の経済演説の中でこういうことが言われているわけですね。「今や、インフレとの戦いに安易な態度は許されないのであり、この戦いに勝つことなくして、今後のわが国の発展はあり得ないと考えるのであります。そして、物価問題の解決は、議論の段階から、これをいかに実行するかの段階にきていると考えます。」非常
○梶原茂嘉君 簡単にお伺いしたいんであります。 四十五年度の予算が下村さんのお考えでは萎縮型といいますか、こういうふうな感じがするというふうなお話でございます。それに関連しまして、現在の税制なり特に国債の発行問題をどういうふうにお考えになっておりますか。現在の四十五年度、もう少し積極的な体制をとろうとすればどうしても何らか収入面にくふうをしなければいかぬ。ところが御承知のように減税の問題が一面にあり
○梶原茂嘉君 それでは簡単に繰り返しますけれども、今回の大口総領事の問題に関連しまして、釈放された革命グループのほうに、二世であるようですけれども日本人がいるわけですね。新聞の報ずるところでは、相当数の日本人がやはりそのグループに参加をして活動しているように報じているわけです。それで、そういう調査も、実情が外務省でわかっておるのであろうか、今度の事件そのものに関連するものでなくても、そういうブラジル
○梶原茂嘉君 いまの問題に関連して一つだけお伺いしたいのであります。 今度の大口総領事の事件に関連しまして、これは政治犯人として革命前衛派の相当数が監禁されておって、その釈放の手段として起こったわけですね。ところが、その監禁されておった政治犯人の中に、二世であるようですけれども、日本人がいるわけです。それが日本人である大口総領事がつかまったということと関連を持っておるようなんですが、また相当数の、
○梶原茂嘉君 どうもしろうとによくわからないのですけれども、第三の新しい国際通貨の試みだという御趣旨はそれなりに理解ができるのですけれども、しかし、現実的に見れば、先ほど来いろいろお話しのあったように、結局はそれぞれの国の国際収支の赤字、また反面黒字の国があってそれを調整していく一つのめどである、一つの措置、一つの方策にすぎないという見方もないわけじゃないと思うんですけれども、専門の学者の方々で——
○梶原茂嘉君 現在の為替レートですね、これがIMFのあれでは、相当窮屈といいますか、相当制約されている。どうももう少し弾力性を与えるというか、幅を広げるべきじゃないかという意見が最近少なくないようですね。それはどうなりますか。そういう問題とSDRの関係は無関係であるのか、何らか関連性を持っているのであろうか。そういう点はどういうふうに見たらいいんでしょうか。
○梶原茂嘉君 異常な事態がある程度予想されるのではなかろうかというのが私の質問であります。数字的にはお話しのとおりであります。三千一億の内容を見ましても、大体平常の場合における計算が基礎になっているように思います。その異常が予想されるということと関連いたしまして、次の問題に移りたいと思います。 それは古米の処理の問題と米価の問題であります。御承知のように豊作が続きまして、その他いろいろの原因で現実相当大
○梶原茂嘉君 第一点の原因が、二百万トンの買い入れの増加は異常な数字であって予測することが困難であるというようなお話であります。これはいろいろな考えようがあろうと思います。一昨年の秋から昨年の春、ちょうど予算編成時分に、大体次の作柄はどの程度になるかということは異常なる関心を持たれた問題であります。三十二年に続いて、あるいはそれ以上、作が上回るのではなかろうかということも、十分予測の中には入っておった
○梶原茂嘉君 私は、ただいま提案されておりまする四十三年度の補正予算案の中で、三百七十億ですか、食管特別会計へ繰り入れをするという事柄に関連する問題に一応しぼりまして五、六点お尋ねをしたいと思います。 第一は、従来論議になっておりました総合予算方針の問題であります。昨年初めてその方針がとられました。当時財政硬直という事柄が一応基調になっていろいろ検討されたわけであります。その趣旨としては、先ほど来大蔵大臣
○梶原茂嘉君 一点だけ伺いたいんですけれども、海上じゃなく海底なんですね。そうすると、法律の管轄の問題といいますか、これはどういうふうに考えたらいいんでしょうかね。
○梶原茂嘉君 私は自由民主党を代表いたしまして、本改正案に対し賛成の意を表するものであります。 自動車の激増に伴いまして、交通事故また非常な激増を示しつつあります現状、さらに将来を考えましても、自動車の増加に伴って交通事故の増加も当然に予想される情勢であります。現在の時点におきましては、何としてもこれら交通事故の防止の施策を立て、これを実行いたしますことは、政治上も、また社会上も最大の課題であると
○梶原茂嘉君 いや、酒を飲んで酔っぱらって運転すれば——運転手の問題ですよ——そのこと自体が罰則に反するわけでしょう。そうじゃないですか。
○梶原茂嘉君 酒気を帯びて運転をするのは禁止されておって、それに違反をして酒に酔って車両を運転した場合は、別なほかの問題がそれに関連していなくても、それ自体で罰則の対象になるんじゃないですか。そうじゃないんですか。何かほかの、ぶつけるとかなんとか起こってこなきゃだめなわけですか。
○梶原茂嘉君 関連。山高さんの初めの御質問に、道路交通法等の罰則の関係で、運転する者に酒を飲ました者は——売った者ですか、それは教唆犯になる、あるいは共犯になる、そういう判例があるという質疑応答があったわけですね。もちろん、その具体的のケースの内容によるのでしょうけれども、現実運転する者が酒を飲めば、それだけで道路交通法では一年未満の懲役の体刑になるわけですね。ドライブインにおいて運転手に酒を売るということは
○梶原茂嘉君 それじゃ、右でも左でも別段どちらでもいいという結論になったわけですか。
○梶原茂嘉君 ちょっと関連して。いま車の右、左の問題がございましたが、先ほどのお話で、人間は左がいいか右がいいかについては別段定説がないというお話でございましたが、人間は本来人間の肉体の構造上当然左がいいのだという一部に非常に強い主張があるわけなんです。左のほうにあるほうが、人間の、何といいますか、生理的なといいますか、からだの構造なりいろいろの点からそのほうが合理的だという主張があり、またそうすべきだという
○梶原茂嘉君 この間の数字に関連しますると、約四十四万のうちで十四、五万がごく軽微な過失といいますか——に入るかもわかりませんけれども、二十万見当あるというふうに理解しておりました。いまのお話は、四十四万前後であって、これは交通違反から来た違反だと。そうなると、これ以外に二十万か三十万の、ともかく結果において死ぬということになったかもわからないけれども、しかしこれは責任のないと申しますか、まあ分だと
○梶原茂嘉君 その場合は、ともかく交通違反があったわけですね。いわゆる交通違反というものがなくて、事故がどれほどあるか。言いかえれば、交通規則を守りましてちゃんと運転しておっても、しかし事故が起こる場合があるであろうと思うんです。 一体それはどれほどあるであろうかということです。統計を見れば、きっとどっかにあるんでしょうけれども。
○梶原茂嘉君 ちょっと関連して。統計のことですけれども、先ほどのお話の人身事故に関することが四十二年五十二万一千件、これは交通違反の経過を経て、あるいは交通違反それ自体が人身事故を招来した原因である、こういうケースですね。そうじゃなくて、交通規則をちゃんと守りまして、違反なくして、しかも事故が起こり得るであろうと思うんですね。そういうケースは一体どれほどあるもんであろうか。
○梶原茂嘉君 そうです。
○梶原茂嘉君 ちょっと関連。いまの酒の問題ですね。道路交通法によると、一年以下の懲役と規定しておりますね。先ほどの数字の中に、別段不注意で人を殺傷するということはないけれども、ただ酒を飲んで運転してそれで処罰されて体刑になったものがどれほどあるかわかりましょうか。
○梶原茂嘉君 もう一つ、それに関連するのですけれども、これもこの国会で審議されておる問題ですけれども、例のわが国の発展途上諸国に対する経済協力基金ですね。あれの改正が御承知のように、新しく対象を広めまして、消費物資まで対象に入れる計画であります。消費物資に対しても必要な資金面の協力をしようということであります。この消費物資は単に消費物資であるので、私の判断では、当然に食糧が入ってもしかるべきだと、かように
○梶原茂嘉君 当面私は、ただいま大臣の言われたことであろうかと私も思います。ただ、相当有力なと申しますか、財政制度審議会におきまして、いろいろ食管制度の基幹にふれる事柄が論蔵、検討される。農林省にありまする米価審議会は、結果、どういう構成になるかは別といたしまして、これは現行食管制度における米価を対象にするわけであります。で、米価のあり方等につきましての相当今度の予算の編成の姿からいいましても、いろいろ
○梶原茂嘉君 きわめて簡単に二点ほどお伺いしたいのであります。 第一の問題は、米価審議会が一月以来御承知のような経過をたどりながら、現在なお何と申しますか、きわめて不確定な立場に立っているわけであります。大臣、御苦労されておると思います。私はこの機会に、米価審議会の問題に触れるつもりはありません。ただ、米価審議会は、申すまでもなく、生産者米価なり消費者米価、米価に属する事柄を審議のたてまえ、対象としておるわけであります
○梶原茂嘉君 きわめて素朴な質問を簡単にいたしますから、簡単にお答えいただいてけっこうでございます。道路は日本の経済発展の基盤であることは申し上げるまでもないと思います。それぞれ長期計画等を基礎にしながら非常な速度で建設省の努力で進行しつつある、これも喜ばしいことであると思います。ただ、現実を見ますると、それらの道路というものがほとんど、と言いますと言いすぎかもわかりませんけれども、自動車の道路であります
○梶原茂嘉君 御異議ないと認めます。 それでは、主査に鶴園哲夫君、副主査に任田新治君を指名いたします。 ――――――――――――― 〔鶴園哲夫君主査席に着く〕
○梶原茂嘉君 ただいまから予算委員会第三分科会を開会いたします。 本院規則第七十五条によりまして、年長のゆえをもちまして、私が正副主査の選挙の管理を行ないます。 これより正副主査の互選を行ないますが、互選は、投票の方法によらないで、選挙管理者にその指名を御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶあり〕
○梶原茂嘉君 そうしますると、今度の改正案によりまして、まあ六カ月とそれと総額の三分の一ですか、これで一つ線が引かれるわけですね。しかし、総額の半分については保証に入っている以上は、直接保証機関が支払いをするということになりますと、実態的にはだいぶ変わるわけですね、この制度と。この制度のあらわれているところと実態とは、少なくとも半分は保証機関からダイレクトに支払いが行なわれる。そうすると、残った半額
○梶原茂嘉君 ちょっと、後藤さんの質問に関連して、一点だけお伺いしたいのであります。それは、社会預金の問題ですね、社内預金について、これは労働基準法の関係であるかと思いますけれども、労働省のほうで、社内預金の総額の半分ですか、二分の一程度は第三の金融機関その他の機関に保証に付さなくちゃいけないということになって、いまそれぞれ企業体でそういう準備なりそういう方向に進みつつあるように聞いておるわけであります
○梶原茂嘉君 それはそれで私はけっこうだと思います。ただ、その内閣の告示の趣旨は、ふりがなはやめるべきであるということがうたわれておるわけであります。したがって、最近、雑誌・新聞等でもふりがなは姿を消しまして、しかし、どうしてもふりがなをつけたほうがいい場合は、わざわざカッコ書きにしまして、ふりがなじゃなくて、ふりがなであるべきものをカッコ内に入れておるわけですね。なぜ内閣の告示でそういうことをしておるか
○梶原茂嘉君 きわめて簡単なことですけれども、別の機会に質問をしたいということに関連するのですが、きわめてささいなことです。提案理由説明書の中に、「静岡県の吉原市」とありますね。この静岡県の静岡に「しずおか」とふりがながふってあるのですね。古い内閣の告示を見ますと、原則的にふりがなはやめろという告示があるのです。私は、提案理由なり法律案にふりがなをふってある例はあまり見つからないのですけれども、これはどういう
○梶原茂嘉君 御異議ないと認めます。 それでは、主査に鈴木強君、副主査に船田譲君を指名いたします。 ————————————— 〔鈴木強君主査席に着く〕
○梶原茂嘉君 ただいまから予算委員会第三分科会を開会いたします。 本院規則第七十五条によりまして、年長のゆえをもって私が正副主査の選挙の管理を行ないます。 これより正副主査の互選を行ないますが、互選は、投票によらず、選挙管理者にその指名を御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶものあり〕
○梶原茂嘉君 先ほどお話しの、私の申しました六十年というのは、厚生省で三十二年に出された数字であります。それがお話のようにだんだんと、二、三年の間にずれてきておるわけであります。だから、六十年は三十二年のときの時点において計算したときの数字を申し上げたわけであります。 それから、大体お話のとおりでありますが、留意すべき問題であることは、大臣のお話のようにそのとおりだと思いますけれども、私の言いたいのは
○梶原茂嘉君 総理のお話しのように、これまでは大体人口の問題というと、その国自体のむしろ問題であったのであります。昭和の初めに、当時の内閣は人口食糧問題調査会をつくりまして、二、三年かけまして、三十年後の日本の食糧、人口の姿を想定をして計画を立てたことがございます。三十年後ですから、ちょうど昭和三十二、三年になるわけであります。私はかつて三十年前に計画されたその計画と実績とを比較したことがあります。
○梶原茂嘉君 まず、わが国の人口の問題に関連して質問を始めたいと思います。 わが国の人口は御承知のように、おそらく来年、昭和四十三年には一億をこすであろうと厚生省が報告をしておりますことは御承知のとおりであります。最近の、ことしあたりの状況を見ますと、あるいは年内に一億の線を突破するかもわからぬ。明治の初めに三千万台で出発いたしまして、ちょうど百年目を迎えるときに人口が一億の台に乗るということは、
○梶原茂嘉君 総理も言われましたように、民主主義にいたしましても、特に民主政治を育成していく上において、中央もさることながら、地域社会における実態に即してそこから育成の基盤が私はでき上がっていくと思うのでありまして、格段のひとつ御考慮をお願いしたいと思います。 それから政治に対する信頼感がそこなわれていくと申しますか、そういう現象が濃くなっていく上においてはいろいろ原因があろうと思います。その一つは
○梶原茂嘉君 憲法上、国会が国の最高機関とうたわれておるわけであります。これまでの長い間の経過を見ましても、常に最高機関が正常な姿を失ったと申しますか、正常化、正常化ということがしばしば問題になった。このこと自体は、最高機関が不正常の場合が多いということを意味すると思うのであります。もちろん日本の現在の与党野党、政党の性格、体質の間に距離が非常にありまして、国の場あるいは国民全体の場におきまして、お
○梶原茂嘉君 先日、総理の所信表明演説の冒頭で、政治姿勢に対しましまする総理の所信をお述べになったのであります。私はまずこれらの問題につきまして総理の御所信を承りたいと思います。 今期臨時国会は開会以来正常な姿を見失いまして、現に本予算委員会におきましても、ただいま委員長の御報告のありましたとおりに、与党の委員だけで、きわめて重要な補正予算案の審議をせざるを得ないということになったわけでありますが